冠婚葬祭需要見据え トルコギキョウ出荷本格化

JAグリーン長野
荷姿を確認しながら情報交換
荷姿を確認しながら情報交換

JAグリーン長野トルコギキョウ専門部で10月初旬、「トルコギキョウ」の出荷が本格化する。抑制作型として7月から8月にかけ7人の生産者が定植。定植の早い生産者で9月から、多くが10月をピークに11月まで、ブライダル等、冠婚葬祭需要も意識しながら様々な品種をリレー出荷する。今年は、生育期に温度が高めに推移したため、生育が前倒しになり、9月上旬から出荷がスタート。約10万本を目指している。
全生産者の出荷スタートに合わせ9月28日、長野市篠ノ井の東部青果物流通センターで目揃い会を開催。生産者、センター職員が出席し、出荷規格や管理の注意点を確認した。各産地とも前倒しになり、産地切り替えの端境期を迎え、販売単価も安定・高値で推移していることをJA職員が報告。生育も順調で、草姿・ボリュームも良く仕上がってきている。出荷に向け、市場からのクレームになり得る「花シミ」対策へ、気温に合わせ栽培施設の開閉時間に注意を払い、循換扇も併用しながら対策を講じるように呼び掛けた。また、オオダバコガの発生もみられることから、虫害対策を講じていくよう指導した。竹林一二専門部長は「花シミにならないように対策をしながら、値もよいと聞くので1本でも多い出荷をしてもらいたい」と話した。
専門部では、9月22日に全専門部員出席した「ほ場巡回」を実施し、現場での課題や技術の共有による品質の維持・向上に努めている。

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