あぐりキッズスクール水稲コース 稲刈りはぜ掛け楽しいぞ

JAあづみ
たわわに実った稲を刈り取る参加者たち
たわわに実った稲を刈り取る参加者たち

JAあづみは25日、農作業体験を通じて「食」と「農」 の大切さを伝える 「あぐりキッズスクール(水稲コース)」を開講した。小学3~6年生とその家族計22人が参加、秋晴れの下、黄金色に実った稲を一束ずつ鎌で刈り、はぜ掛けも楽しんだ。
この日は、安曇野市堀金の広域営農センターでオリエンテーションを行い、同市のコメ農家・青栁聡さんの約30アールの圃場で、5月に植えた「コシヒカリ」を収穫した。
田植えから約4か月間、水管理や草刈りなどの管理作業を行った青栁さんは「この圃場のお米は肥料や農薬を軽減し、環境に優しいお米として生産している。ケガに気をつけ作業して欲しい」とあいさつした。
田んぼでは、JA職員が鎌の使い方や稲の刈り方のポイントを指導。参加者は、たわわに実った稲穂を手際よく刈り取った。前日までの降雨で足元が悪く、転びそうになりながらも刈り取った稲を畦に運び、麻ひもで結び、はぜ掛けをした。
安曇野市穂高から参加した西澤陽(10)ちゃんは「初めての稲刈りだったけど、刈り取った時の音や感触が気持ちよかった」と笑顔で話した。
営農経済事業部の丸山昌則次長は「近頃、水稲栽培は機械化が進み人手による作業工程が少なくなったが、手作業を体現する事により収穫に至る食の尊さは記憶に残ると思う。お米の有り難さを感じ、恵への感謝の気持ちを持ち続けて欲しい」と願った。
収獲した「コシヒカリ」は10日ほど乾燥させ、脱穀する。10月下旬開催予定の調理実習で新米(=5キロ)をプレゼントする予定だ。

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