JA上伊那と上伊那農政対策委員会は箕輪町や民間企業で構成する「新型コロナ緊急生活支援ネットワーク」へ上伊那産米500キロを無償提供する。生活に困っている人の支えになればと同ネットワークの活動に賛同。9月16日には箕輪町役場で贈呈式が行われた。
同ネットワークは新型コロナウイルス感染症の影響による生活困窮や健康不安が深刻化する中、2020年5月に支援を開始。月2回のペースで相談会の開催と併せて食料や生活物資の無償提供などを行っている。今回は同ネットワークより米の提供の要請があり、すでに行っている伊那市や南箕輪村への米の無償提供と同じく、JAグループが取り組んでいるSDGsの基本的な考え方に合致することから賛同。年間で500キロを提供することを決めた。
9月16日、同JAの組合長であり同委員会の委員長を務める西村篝組合長が白鳥政徳町長へ目録と米を手渡した。
西村組合長は「結いの精神に支えられた活動が今後も継続、広がっていくことを願う」と期待した。
米の受け渡し町が運営し、同JAが指定管理する農産物直売所ファームテラスみのわが窓口となり、同ネットワーク担当者が必要分だけ受け取れる体制をとる。