水稲品種「つきあかり」収穫開始/2022年度からJA本格導入

JA信州諏訪
コンバインで「つきあかり」の稲刈りを進める矢ケ﨑さん
コンバインで「つきあかり」の稲刈りを進める矢ケ﨑さん

JA信州諏訪が2022年度から本格導入した水稲品種「つきあかり」の収穫が9月中旬、始まった。諏訪市の矢ケ﨑岩男さん(74)は26日、同市のほ場(計15ヘクタール)で刈り取りを行い、JA文出ライスセンターに持ち込んだ。
「つきあかり」は2016年、農研機構中央農業研究センターが、早生で良食味、多収が見込める品種として開発した。JAは、標高800メートル以下の管内地域で栽培を推奨している。
矢ケ﨑さんは水稲栽培歴13年目。「つきあかり」はJAからの説明、日本農業新聞記事などを参考に、2017年から導入している。
当日は、6条刈りコンバインでスムーズに作業。肥料の変更や天候の影響で、一部倒伏した稲があったものの、矢ケ﨑さんは「丈がよく伸びているので収量が見込める。豊作と言っていいと思う」と手ごたえを掴んでいる。また、「『つきあかり』は食味がよい。来年も耕作面積が増える予定なので、積極的に栽培していきたい」と話している。

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