自然の厳しさと収穫のよろこびを体験 ぶどうファンクラブ収穫体験

JA松本ハイランド
歓喜の声をあげながら収穫を楽しむ参加者
歓喜の声をあげながら収穫を楽しむ参加者

JA松本ハイランド生坂支所は支所協同活動の一環として、9月18日、21日の両日、生坂村のほ場で「山清路ぶどうファンクラブ収穫体験」を行った。21日には会員9組14人が参加した。同活動は6月の房づくりから始まり、同収穫体験を含めて全3回の作業工程を体験。栽培から収穫までを実際に体験することで、生坂村特産の「山清路ぶどう」の魅力を発信するとともに、地域農業への理解を深めてもらうことが目的だ。
同JAの営農指導員より指導を受けた後、収穫作業を開始。作業を通じて生育を見守ってきたぶどうが、大きく色鮮やかに実った姿に歓喜の声があがった。会員は種あり巨峰5キロとベニバラード2房、シャインマスカット2房を収穫し、持ち帰った。
今年で会員となり4年目となる安曇野市豊科の小山妙子さんは「ぶどうづくりは、自然が相手なので毎年違った難しさがありますが、みなさんと作業をしていくことで収穫のよろこびもひとしおです。今年も孫を連れて来ましたが、子どもにとっては貴重な体験になります」と笑顔で話した。
同支所の丸山政徳担当理事は「今年は5月25日に降ひょう被害があり、収穫体験を行うか最後まで迷いましたが、ほ場のオーナーから『こういう時だからこそ開催してほしい』と力強い言葉をいただき、今日の開催に至りました。会員にはこの活動を通して生産者の苦労と収穫のよろこびを味わってもらえたらうれしいです」と話した。

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