福祉施設利用者とJA職員が合同でジャガイモ掘り

JA信州うえだ
ジャガイモを分別して収穫する参加者(9月16日、長和町大門 鷹山地区)
ジャガイモを分別して収穫する参加者(9月16日、長和町大門 鷹山地区)

JA信州うえだよだくぼ南部地区事業部は9月16日、長和町大門の鷹山地区にある圃場で、農福連携による合同ジャガイモ掘りを行った。障がい者支援施設「山の子学園共同村」の施設利用者6人と補助者3人にJA職員12人が参加した。
この合同ジャガイモ掘りは今年、長和町古町地区へ同施設が移転したことを契機に、ジャガイモ掘りを通じて、同施設利用者とJA職員との交流を深め、新しい地域コミュニティの形成を考えるきっかけにすることが目的。今年5月に同じく合同で植え付けたジャヤガイモが収穫となった。
この日は、トラクターで掘り起こしたジャガイモを、参加者全員が手作業で大小に分別して収穫した。収穫したジャガイモは同施設の給食にも使われる。
同地区事業部の下城武司次長は「コロナ下で、合同で収穫作業ができるか心配したが、無事実施できた。一緒に汗を流すことでお互いに理解を深めることができ、貴重な体験となった」と話した。
圃場のある大門鷹山地区は、標高1300メートルに位置し、同地区の高原野菜地帯となっている。ここで栽培されたジャガイモは、イベント等でも販売され好評を得ている。同地区事業部では、11月26日開催のJAフェスティバルで、このジャガイモを販売する予定。

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