秋映・シナノスイート始まる

JAグリーン長野
選果基準となる果面の状態について説明
選果基準となる果面の状態について説明

JAグリーン長野りんご部会は9月22日から30日にかけ、中生種「秋映」「シナノスイート」の出荷講習会を、管内12会場で開催している。販売情勢の確認、出荷規格の目合わせを行い、品質統一による安定高単価販売をめざす。
長野市真島町のほ場で22日に開いた講習会には、部会員36人が出席。営農技術員が、前半品種の販売情勢を報告するとともに、中生種の生育状況と満開日から見る収穫のタイミングを伝え、玉の大きさ、着色、見た目を観点に、選果基準を説明した。台風の影響も懸念されたなか、多少の落果はあったものの、着果量はおおむね平年並みの確保を見込む。このなか、秋映については、果面にサビの発生がみられるとの声が寄せられ、営農技術員は、生産者段階で行う家庭用向けのオープン箱と正品の一次選果基準のポイントを伝えた。生産者の一人は、「収穫間際にきて、風や雨が心配だが、収穫適期となっているものから、順次収穫していきたい」と話した。
JAでは、秋映の集荷開始を9月26日に、シナノスイートを10月3日に設定し、秋映51,000ケース(1ケース=10kg)、シナノスイート36,000ケース(同)を、中京、関西、地元、関東の市場へと出荷したい考えだ。

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