農業インターン 学生に南信州での就農の魅力を伝える

JAみなみ信州
きゅうりの収穫作業を行う学生
きゅうりの収穫作業を行う学生

JA長野県農業労働力支援センターが行う農業インターンにJAみなみ信州が実施地域として協力。オンラインで事前説明会を行い、理解や興味を深めた大学生3名が関東方面から参加した。8月23日から25日の3日間で同JAの推奨品目であるきゅうりの収穫作業や市田柿の摘果作業などを体験。農家とともに汗を流し、南信州で就農するイメージを膨らませた。
同JAでは、主にJAと14市町村で行う南信州担い手就農プロデュースが行う研修を経て南信州で就農した2人の農家の圃場で一緒に作業を行った。オリエンテーションでは、南信州地域や担い手研修制度の説明を行い、研修の内容や就農までのサポート体制、地域への理解を深めた。その後、同研修を行う(株)市田柿本舗ぷらうで研修施設などを見学。同研修の卒業生で就農3年目の矢野賢太郎さん(23)(喬木村)の圃場ではきゅうりの収穫作業を行った。出荷規格に沿い、収穫するきゅうりの見分け方など実践的な指導を受け、学生は真剣な表情で作業を行った。
2日目は同社圃場での市田柿の摘果作業につづき、同研修卒業生で就農1年目の板敷樹人さん(29)(豊丘村)の圃場できゅうりの収穫作業をするなど丸1日農作業を行った。
参加した学生は「受け入れ農家が元研修生で年齢も近く親しみを持ち、農家の生活のイメージがより具体的にできた。研修から就農後も心強い様々なサポートがあることがわかった。実際に移住就農するイメージができた」と話した。
受け入れた板敷さんは「自分たちも研修生のときからさまざまななサポートを受けて今がある。この地域ではJAと行政による就農に向けたサポートがしっかりしていて、安心して農業をはじめられることを伝えたかった。ぜひ将来就農を目指してほしい」と話した。

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