実りの秋に感謝の気持ちを 5年生児童が稲刈り体験

JA松本ハイランド
懸命に稲を刈る児童
懸命に稲を刈る児童

JA松本ハイランド青年部島立支部は9月14日、松本市立島立小学校の学校田で、5年生児童に稲刈りとはぜ掛けの指導をした。同支部では食育活動の一環としてサポートを行っている。学校近くの7アールの田んぼで、5月に植えた「コシヒカリ」の刈り取りを行い、5年生児童約50人が参加した。
児童たちは青年部員から「刈る際には高さを一定にする」など刈り取り時の注意点を教わり、鎌を手に取り一斉に刈り進めた。その後は二人一組になり、刈り取った稲を数束ずつひもで束ね、はぜ掛けを行った。
児童たちは「最初は鎌の使い方が分からなくて苦労したけど、慣れてきたら稲を刈ることが楽しくなってきた」と笑顔で話した。
同支部の濵禅支部長は「毎日何気なく食べているお米がどのくらいの期間と労力が掛かっているのか、食べる時に思い出してもらえればうれしい。母校である同校の子どもたちにこれからもこの活動を通じて食べ物の大切さを伝えていきたい」と意気込んだ。
同校5年生担任の土屋健太教諭は「しろかきから始まり、夏休み中も児童たちが交代で水の管理を行って今日ようやく収穫を迎えました。この活動を通じて生産者の苦労が少しでも分かってもらいたい」と話した。
来月には収穫した新米を同校のグラウンドでガスコンロ等を使わずに飯盒(はんごう)で炊き上げ、味わう予定だ。

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