JAあづみ2022フォトコンテスト 金賞に林春男さん(=安曇野市穂高)

JAあづみ
作品を審査する審査員ら
作品を審査する審査員ら

JAあづみは20日、安曇野市豊科の安曇野スイス村で「JAあづみ2022フォトコンテスト」の審査会を開いた。
安曇野の田園風景をはじめとする美しい自然や営みを守り続け後世につなげることを目的に毎年開いており、今年で29回目。最優秀賞の金賞には安曇野市穂高の林春男さんが輝いた。
組合員をはじめ管内外のアマチュアカメラマンから過去最多となる159点の応募があり、3年連続で150点を上回る作品が寄せられた。
写真家や映画監督、関係団体などの外部審査員とJA役職員合わせて15人の審査員が色彩の美しさや写真から溢れる表現力などを採点。田植えや代かき、稲刈りといった農作業風景はもちろん、豊作祈願の花火や残雪の常念岳を写す水鏡、三九郎や地区のお祭りなど人々の暮らしを題材とした力作揃い。
2時間におよぶ審査の末、金賞には林春男さんの「早春」を選出。3月でも濃い緑色の麦畑が広がり、堤防道路で一輪車の練習をする孫2人の背景には雪化粧をした北アルプス連峰がバランスよく収められた作品で、農業とそこに暮らす人の営みを見事に表現している点が評価された。
受賞を受けて林さんは「安曇野にはまだまだ素晴らしい風景が残っているので見つけて写真に収めていきたい」と意気込みました。
金賞のほか、入選した作品は同JAの2022年度オリジナルカレンダーやホームページなどで使用される予定だ。
写真家の小口和利さんは「バリエーション豊富で試写的にも光の当て方が良く、自然の素晴らしさと人の営みを表現できている作品が多くて審査のしがいがあった」と講評した。

MENU