白ネギ出荷始まる 昨年よりも面積増

JA大北
出荷サンプルを見ながら規格を確認する農家ら
出荷サンプルを見ながら規格を確認する農家ら

JA大北は9月14日、白ネギの個選出荷目揃え会を松川村の同JA野菜集出荷場で開いた。白ネギは同JAの園芸推進品目でもあり、近年推進に努めている。栽培支援施策として新規栽培者への苗代の助成、簡易定植機の無料貸し出しといった支援を実施している。今年は昨年よりも約1ヘクタール増加し、約8ヘクタールで栽培が行われている。
目揃え会には管内の農家らが参加。同JA南部営農センターの営農指導員や県北アルプス農業農村支援センターの職員から出荷規格や販売情勢、生産拡大につながる栽培技について話があり、参加した農家らは出荷規格や出荷時の荷造りについてなど質問をするなどして確認をしていた。同JAの南部営農センターでは今年の状況について「定植後の干ばつなどもあり生育の遅れも当初は見られたが、6月後半からの雨で持ち直し、平年並みの収穫を迎えている。品質も病害等が少なかったこともあり良い物が出荷されている。これから秋雨の時期になるが病害が発生しないよう防除などで対策をするようお願いしたい」としている。
白ネギは9月上旬から個選出荷が始まっており、9月下旬にかけて出荷最盛期となる。10月からはJAでの共選出荷も始まり、12月頃まで出荷作業が続く。今年は約30,000ケース(3キロ/箱+5キロ/箱計)の出荷を目指す。

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