クイーンルージュ®出荷開始 10,000ケース見込む

JAながの
出荷間近のクイーンルージュ®を確認する西澤敏幸部会長
出荷間近のクイーンルージュ®を確認する西澤敏幸部会長

JAながのは、注目を集めるブドウの新品種「クイーンルージュ®」(長果G11)の出荷を始めた。皮ごと食べられ、種なしの赤色大粒種で糖度が高く、シャキッとした食感が特徴。JAでは昨年度4,800ケース(1ケース5キロ)を出荷し、前年比200%の10,000ケースの出荷を見込む。関東や関西方面などに出荷し、10月中旬まで続く予定。
9月14日に初出荷となった、JAの須坂共選所(須坂市日滝)には170ケース(1ケース5キロ)が持ち込まれ、検査員が出荷規格に沿った色合い、品質、房形を丁寧に確認し選果が行われた。梅雨時期に降雨量が少なく、ブドウの成長には厳しい状況が続いたが、7~8月にかけて適度な降雨と日照量で粒が大きく甘みが乗り生育は良好。
同ブドウ部会長の西澤敏幸さん(65)は「クイーンルージュ®独特の赤い色合いに仕上がるか不安だったが、天候に恵まれ着色が良く高品質なブドウが出来た」と胸をなでおろす。
また、営農指導員は「お子様から大人まで幅広い世代の方に楽しんでいただけるブドウになった。みなさんにあじわっていただきたい」と力強く話した。
JAでは同品種の高い話題性とともに管内の重点振興品目として販売強化に努めて行きたい考え。

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