適期収穫呼びかけ 2022年産米初検査全量一等評価

JA大北
出荷された米を慎重に検査する農産物検査員ら
出荷された米を慎重に検査する農産物検査員ら

JA大北は9月15日、地域の特産物であり、9月上旬より収穫を迎えている2022年産米の初検査を、大町市の同JA南部低温倉庫で行った。生育面では収穫前の天候不順による生育遅れ等などもああったが、例年並みの収穫時期となり、初検査では15日までに出荷された酒造好適米やもち米、うるち米の全てが1等と評価された。
初検査を開始するのにあたり、同JAの武井宏文組合長は「米を取り巻く環境は厳しいものとなっているが、こんな時こそ良い米を販売し、大北米をアピールできるように厳正な検査をお願いしたい」とあいさつした。
この日は6人の農産物検査員が大北南部地域の農家を中心に初検査当日までに出荷された酒造好適米やもち米、食用米のあきたこまちやコシヒカリなどを検査。検査では専用の器具や目視にて水分や整粒歩合、胴割れ、着色、被害粒の有無などを慎重に調べていた。
同JAでは、酒造好適米、うるち米、モチ米など20万俵(1俵=60キロ)を集荷目標に受け入れを開始している。JA管内ではこれから10月にかけてコシヒカリなどの食用米を中心に収穫、受け入れともにピークとなる予定で同JA南部営農センターでは「刈り遅れとならないように適期での収穫をお願いしたい」としている。

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