信州人蔘出荷へ

JA佐久浅間
信州人蔘の選別基準など確認する生産者
信州人蔘の選別基準など確認する生産者

JA佐久浅間信州人蔘(にんじん)センターでは9月5日から、特産の「信州人蔘」の出荷作業が始まった。初日は本根約257キロを受け入れた。
「信州人蔘」は、高麗ニンジンや朝鮮ニンジン、オタネニンジンなどとも呼ばれる薬用作物。
現在、立科町や東御市、佐久市など16人が栽培している。
出荷初日に合わせて9月8日に開いた査定会には、生産者や上田・佐久農村支援センター、JA関係者ら約31人が出席。同センター担当者が土根受け入れ検査要項について説明。ニンジンの重量や品質、形状などの企画や選別基準を確認した。
査定会終了後には「オタネニンジンの人工栽培について」国立研究開発法人医療基盤・健康・栄養研究所薬用植物資源研修センター吉松嘉代センター長による講演会も行った。
西藤敏幸部会長は「手をかければかけただけ返ってくる。一つ一つの作業を一生懸命やっていく事が大事」と呼び掛けた。
今年が最後の出荷となった立科町野方の青井千恵さん(80)は「結婚してから夢中で作ってきた。天皇杯で、美智子妃殿下に声をかけてもらえたことが嬉しかった」を話した。

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