正しい使い方で安全に作業を 女性のための農機具安全講習会

JAみなみ信州
刈払機を使い草刈り作業を体験する参加者
刈払機を使い草刈り作業を体験する参加者

JAみなみ信州喬木支所は、6日喬木村の(株)オートパルいいだみさと農機センター喬木出張所で、女性のための農機具安全講習会を開いた。女性が農機具を使う機会が増えている中、安全で正しい使用方法を学ぶ機会をつくりたいと同支所が企画。8名が参加した。女性を対象に刈払機を使った同講習会は同支所では初めて試み。参加者は使用方法や管理方法を確認し、実際に操作し安全な扱い方を学んだ。
9月の秋の農作業安全運動に合わせ行われた同講習会では、仮払機の機能や選定方法から始動・停止、作業の仕方、点検や整備まで説明を受け、おすすめの農機具を使った体験で正しい作業の指導をおよし1時間30分ほど学んだ。
簡単なところだけでも自分でやりたいと受講した参加者は「怖さもあったが実際に講習を受けてみると便利で簡単なことがわかった。せっかく教わったので家でもやっていきたい」と話し、早速おすすめ機具の値段を聞き、購入検討していた。
講師を務めた同出張所の下澤秀樹係長は「便利な機械だが、使い方を誤ると大けがにつながる。正しく使えば女性でも決して大変ではないので、使用方法をしっかりと身につけてほしい」と話し、「夕方や疲れているときには決して無理をせず休憩しながら作業してほしい。機械の調子が悪いと感じたときやわからないことがあれば、オートパルを頼ってください」と続けた。
講習会を企画した同支所総務信用課の中塚友子係長は「家族農業が中心のこの地域では女性の活躍の場がたくさんある。地域の皆さんが安全で安心して農作業に汗を流せるよう応援していく」と話した。

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