おおきくなぁれ!秋野菜の種まき 親子ふれあい農業塾

JAグリーン長野
小さな種を丁寧にまく児童
小さな種を丁寧にまく児童

JAグリーン長野と長野県更級農業高校が開く「親子ふれあい農業塾」を9月10日、長野市篠ノ井のほ場で開いた。児童とその保護者12組が2回に分かれて参加。高校生徒を講師に畑の畝立てを行い、ダイコンとカブを播種した。
5月開講時は天候に恵まれず、前期に栽培するジャガイモ等はJAが定植し、管理作業は受講生が行いながら、8月収穫を迎えた。秋野菜の栽培となる今回は、畑の畝たてから収穫まで一連の作業を受講生が挑戦。この日は、受講生は高校生と1組ずつペアになり、区画分けされたほ場で、高校生の説明・実技を見聞きしながら、畝立てと施肥、種まき、水やりと、丁寧に作業をすすめた。保護者を含む多くの受講生が畝立てに「初」挑戦。足運びや土のかけ方なども教わりながら進めた児童は、「これ(鍬)も重いし土も重くて大変だ」と汗をかき、高校生に力を借りながらかまぼこ型のきれいな畝を立てていた。
種まきでは、「おおきくなぁれ」「大きく育ってね」と土や種に声をかけ、播種。「楽しかった」との声に、JA担当職員は「コロナ禍や天候不順もあって、今回、やっと一から作業を体験してもらえるので良かった」と胸をなでおろした。
今後、草取りや水やり等の管理作業は各家庭がそれぞれのタイミングで実施し、11月頃の収穫を見込む。10月には稲刈りも予定する。

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