秋彼岸向けの小菊いよいよ 需要期の出荷促す

JAあづみ
規格を確認する生産者ら
規格を確認する生産者ら

JAあづみ菊部会は7日、安曇野市堀金のJAそ菜特産流通センターで、秋の彼岸向け小菊の出荷目ぞろい会を開いた。部会員やJA職員ら約10人が参加し、販売情勢や出荷規格、荷造り基準などを確認した。
梅雨明け後の猛暑により冷涼な気候を好む小菊の栽培には難しい気象状況で例年よりも1週間ほど生育が遅れているものの、病気は少なく高品質な仕上がり。
目揃い会では、営農経済事業部農産課の小山幸亮指導員が「選花のポイントをよく確認いただき、切り前は需要期に間に合わない場合、つぼみの色が見えたら収獲して欲しい」と呼びかけた。
出荷する小菊は、病害虫の有無、曲がりの程度、切り前の状態などから3等級に選別。部会員によって選別された小菊は、9月15日頃を出荷ピークに県内や静岡、九州などの市場に約5万本を出荷する予定だ。22年の販売金額は750万円を見込んでいる。
太田明久部会長は「いよいよ秋彼岸向けの小菊の出荷が始まる。しっかり目を揃え品質の高い菊を出荷したい」と意気込んだ。
また、草丈が短い小菊などは、12日から同センターで直売共選を行う。管内の直売所や「安曇野スイス村ハイジの里」などに約3000束を出荷し、部会員の手取りの確保に努める。

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