白ネギ大口生産者荷造り巡回講習会/上伊那の白ネギの品質向上、安定化をめざす

JA上伊那
荷造りされた白ネギを確認する平澤指導員(中央)
荷造りされた白ネギを確認する平澤指導員(中央)

JA上伊那野菜部会中部支会第一地区は9月6日、白ネギ大口生産者荷造り巡回講習会を開いた。出荷が本格化するにあたり、上伊那の白ネギのさらなる品質向上と安定化を目的に今年初めて開催。JA担当職員が荷造り作業場を訪れ、代表者や作業員に対し、出荷規格を再確認したほか、普段の作業の様子を聞き取り、作業場を確認した。
今回は南箕輪村の生産者3戸を訪問した。JA担当職員は資料を用いて出荷規格やクレームにつながった案件を説明。雨が降ったあと、水が十分にひかないうちに掘り取りを行うことで葉に汚れが付着したり、ネギ汁による箱のつぶれや黄変がクレームにつながるとし、降雨直後の無理な掘り取りは控えるよう説明した。
また、JA担当職員は作業場で掘り取り後から箱詰めまでの一連の流れや作業環境を確認。業務効率化と異物混入リスクの減少のため、「3S活動(整理・整頓・清掃)」を今一度徹底するよう呼びかけた。
同支会の事務局を務めるJA営農経済部中部営農センターの平澤智紀米穀・野菜指導員は「高単価で販売するためには、産地の品質向上が欠かせない。代表者だけでなく、作業に従事する1人ひとりが産地の一員であることを自覚し品質向上に努めてほしい」と呼びかける。

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