需要期に向けて体制整備 ぶなしめじ部会施設巡回

JAグリーン長野
栽培室のチェックを行うJA職員ら
栽培室のチェックを行うJA職員ら

JAグリーン長野ぶなしめじ部会は9月6日・7日、生産者5戸の施設巡回を行った。本格的な需要期を前に、JA販売担当とJA全農長野職員が、独自に制定した「きのこ衛生管理異物混入防止対策チェック表」および「きのこ栽培・包装施設におけるガラス類破損防止対策チェック表」に基づいて栽培施設内を点検し、3段階で評価。異物混入等の恐れがある箇所については、口頭で注意喚起し改善を促す。初日に2戸、2日目に3戸を巡回・点検した。
このうち6日、長野市篠ノ井小松原の坂田毅彦さんの施設では、栽培室、生育施設、荷造室内、施設廊下等を隈なく確認。A実施・B改善が必要・C実施していないの3段階で評価した。概ね対策は完了していたなか、さらなる改善が可能な箇所は具体的なJA職員とJA全農長野職員が具体的な方法を示しながら対処を要請した。坂田さんは「いいきのこはできてきているなか、異物混入を防止し、安全安心が何より最優先」と話し、改善に努める方針を示した。点検したJA担当は、「各生産者のみなさんのご努力で概ねチェック項目をクリアしているが、改善する点もあるので、繁忙期でお忙しいと思うが、できるところから改善に着手してもらいたい」と話した。
これに続き、14日から16日にはえのきたけ部会でも施設巡回を行う予定。最需要期に向かい、「安全安心」を掲げ、信頼を得た出荷販売を目指す考え。10月初旬には市場とWEBによる意見交換を予定し、安全安心のPRと、販売連携による単価向上につなげていく。

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