一本でも多い出荷を「クジャクソウ」最盛期へ

JAグリーン長野
営農技術員(左)の説明を熱心にメモする生産者
営農技術員(左)の説明を熱心にメモする生産者

JAグリーン長野花き部会孔雀草専門部で9月5日、「クジャクソウ(宿根アスター)」の出荷が本格化した。同JA管内では、据え置き型が7月から、6月に摘芯を行ったものが9月初旬から始まり、盆需要や彼岸需要に対応、9月・10月に出荷の最盛期を迎える。
同部会では、篠ノ井の東部青果物流通センターで同日、目揃会を開き、部会員とセンター従業員合わせて12人が出席。営農技術員が販売情勢、出荷規格を説明した。全国的に草花類の出荷量が減少傾向にあり、クジャクソウは安定した価格で取引が進んでいることから、さらに選別の徹底で、さらなる市場の信頼を得た販売につなげる方針を説明。6月から7月の降雨量が少なかったことを要因に、草丈は短い傾向にあるため、50cm・100本の規格を設定し、積極的出荷を要請。また、花の「咲きすぎ」や葉の「変色」はクレームや販売ロスにつながることを含め、開花速度に注意し、適時収穫・出荷と、害虫や病害混入防止を図った荷造りを呼び掛けた。柳沢信一副専門部長は「天候に左右され切り前(収穫)がうまくいかないが、朝早くから動き、一本でも多く出荷につなげてほしい」と話した。
同専門部では、9万本の出荷(前年対比100%)をめざし、中京、関西、東京方面の市場に出荷していく考えだ。

MENU