JA上伊那野菜部会は8月25日、抑制きゅうり出荷会議をJA上伊那中川資材店で開いた。生産者やJA職員ら14人が出席。本格的な出荷を前に出荷規格の確認などを行った。
管内のきゅうりは春、夏秋、抑制の3作型で栽培することで4月中旬から10月にかけての出荷が可能となっている。抑制きゅうりの出荷は8月中旬から10月。最盛期は9月上旬となる見込みだ。今年は定植時期に高温が続いたが影響はなく品質・収穫量ともに良好となっている。
出荷会議ではカラーの原寸大規格表を配布した上で出荷規格を改めて確認。また、実の温度が高いまま袋詰めすると品質低下につながるため実の温度が低い朝夕の時間に収穫すること、出荷の際は鮮度保持袋を必ず使用することなどを呼びかけた。
同部会南部支会中川地区きゅうり部会の米山正治部会長は「出荷規格をきちんと守り安全安心なきゅうりを届けていきたい」と意気込んだ。
きゅうりは野菜の中でも収益性が高い品目。同JAでは低コストで栽培を始められるよう、農業振興生産拡大支援事業「未来Aサポート」の活用や、水稲育苗ハウスを利用した栽培を提案するなど、新規生産者の確保や生産拡大に力を入れている。