JA信州諏訪富士見町営農センターは8月22日~27日、富士見町のJA富士見町花き共選所で水稲栽培日誌確認会を開いた。町内の水稲生産者のべ296人が参加。生産者に車に乗ったまま入場してもらう〝ドライブスルー形式〟で実施した。職員が各書類を確認。安全・安心栽培を続け、高品質米の出荷を呼びかけた。
年1回、収穫期を控えるこの時期に、営農センターごと開いている。同センターは、コロナ感染対策のため、2021年度からドライブスルー形式を導入した。今年は、よりスムーズに確認作業ができるよう会場設備を工夫。車の運転席側と受付を向かい合わせにした。
24日は、同センターの職員ら7人が対応。生産者は、入口で「JA長野県安心基準米チェックシート」と「栽培日誌」を提出。職員が手分けして「記入・押印漏れがないか」や「農薬が適正に使用されているか」などを確認した。
同町の五味欣一さん(78)は「コロナが流行っている時期なので、書類を確認してもらっている間、車内に居られるのはとてもよい方法だ。待ち時間も少なく、快適だった」と振り返った。
同センターの担当者は「感染対策を講じるうえで考案したドライブスルー形式が好評でよかったと思っている。安全・安心な米を供給してもらえるよう、厳正な確認作業を行った。収穫まで残りの期間、これまで通り適切に栽培管理していただきたい」と話している。