女性部理事と食育委員の視察研修 家庭ごみを考えよう

JAあづみ
ごみの受入場を見学する参加者たち
ごみの受入場を見学する参加者たち

JAあづみ女性部は24日、安曇野市の穂高クリーンセンターごみ処理施設を初めて見学した。同部理事や食育委員、JA職員ら約20人が参加し、家庭や事業所から出た可燃ごみを安全に適正に処理する過程を学んだ。今後、SDGs(持続可能な開発目標)を意識した組織活動に生かしていく。
部員らは、施設を紹介するビデオを見た後、収集車によって運び込まれた可燃ごみをクレーンがごみを貯めておくごみピットに移すまでの流れを見学した。
同施設は安曇野市や池田町、松川村など1市1町4村で構成する穂高広域施設組合が運営している。建物は3500平方メートル、地上6階建て。一日あたり120トンの可燃ごみを焼却でき、24時間連続稼働が可能。ごみ焼却時に発生する熱を活用して発電できる設備も備えた。発電機の最大出力は3000キロワットで、一日発電を続けると約6000世帯分の電力を賄えるという。同規模施設の中ではトップクラスとなる発電効率21.6%を実現した。
黒岩美知子部長は施設見学を通じて「ダイオキシンに配慮した焼却方法や24時間稼働を可能にする管理システムなどを学び、この施設のありがたさを感じた。なるべくごみを出さない生活を心掛けたい」と話した。
担当者は「地域のみなさんが安心して暮らせるよう、今後も正しくごみを処理していきたい」と意気込んだ。

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