JAみなみ信州 サンつがる出荷が始まる

JAみなみ信州
傷や日焼けなどを一つひとつ目視で確認する選果作業
傷や日焼けなどを一つひとつ目視で確認する選果作業

JAみなみ信州は17日、松川町の同JA松川インター選果場で同JA早生りんごの主力品「サンつがる」の出荷を開始した。飯田市、松川町、高森町、喬木村、阿智村で収穫されたおよそ7.9トンのサンつがるを選果、荷造りし、関東、中京、関西、県内の市場へ出荷した。
サンつがるは、早生種の中では甘みが強く、パリッとした硬い食感と果汁の多さが人気の品種。秋の台風シーズンを前に収穫でき、さらにこう密植栽培では熟度の進みが早いためた山地より早く出荷できることで販売面でも有利な面があり、同JAでは積極艇に栽培を推進し増産に力をいれている。
今年は梅雨明け後の天候にも恵まれたことから生育も順調で、果実肥大も良好。昨年より選果開始が二日早くなったこの日の平均糖度は13度以上と高い糖度で酸味と甘みのバランスが取れた仕上がりになっている。同JA営農部によると今年度のサンつがる出荷は540トン(前年比98.1%)を見込み、関東、中京、関西、九州へ出荷していく。
同JA営農部果実柿課の今井悠哉主任は「早生品種の主力サンつがるがいよいよスタートした。年末のサンふじまで様々な品種が生産されている南信州のりんごを楽しんでほしい」と話した。
今後同JAでは紅玉、秋映、シナノスイート、シナノゴールド、陽光、王林、ぐんま名月、サンふじと出荷リレーしていく。

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