「KAMIINAシードル2021」発売/シナノゴールド、ハーフサイズも登場

JA上伊那
伊東さんと2種類の「KAMIINAシードル2021」
伊東さんと2種類の「KAMIINAシードル2021」

JA上伊那と「上伊那果樹の未来を創る会」の加工開発プロジェクトは、上伊那産のリンゴを100%使った発泡性果実酒「KAMIINAシードル2021」を販売している。同商品は昨年に続き醸造した「シナノリップ」と今年新たに醸造した「シナノゴールド」の2種類で、通常サイズとハーフサイズを各200本限定で用意した。
今年は新たに、同JAがシナノリップとともに生産拡大に力を入れているシナノゴールドを使ったシードルに挑戦。また、750ミリリットルの通常サイズに加え、手軽に楽しんでもらえるよう375ミリリットルのハーフサイズも用意した。
シードルにはよく完熟させたリンゴを使用。上伊那産リンゴの良さを最大限に表現した。昨年シナノリップを使ったシードルを100本限定で販売したところ約1ヵ月で完売するほど大好評だったため、今年は本数を増やして醸造。昨年同様、JA上伊那農産物直売所あじ~なで販売している。今後は取扱店舗も増やす予定。
同プロジェクトは「季節を問わず上伊那産リンゴを味わってもらいたい」、「傷が付いて出荷できないリンゴを加工品として利用することで、生産者の収入を増やしたい」との思いから加工品の開発に取り組んでいる。2020年にはりんご「ふじ」を使ったセミドライリンゴも開発した。
同プロジェクトリーダーである伊東崇志さん(38)は「おいしく仕上がったシードルを皆さんに味わってもらいたい。シードルが上伊那のPRにつながれば」と期待した。

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