次期作へ準備を トルコギキョウ品種検討会

JAグリーン長野
種苗業者のプレゼンテーション
種苗業者のプレゼンテーション

JAグリーン長野花き部会トルコギキョウ専門部は8月4日、長野市篠ノ井のJA営農センターで、「令和5年生産トルコギキョウ品種検討会」を開いた。種苗業者5社から対面やWEB会議システムを通じて、新品種やオススメ品種の特徴などを聞き、12月初旬から2月頃に定植する季咲作型に導入する考え。専門部員9人、JA営農技術員、長野農業農村支援センターが出席した。
検討会では、各社からの20分間のプレゼンテーション後、質疑応答。カネコ種苗担当者は、オススメ品種の基本特性、栽培上の注意点、既存品種との比較など、パンフレットを用いて説明。専門部員は説明を聞きながら、希望の品種に丸をしたり、注意点などを書き込んでいた。
また、営農技術員は、6月から7月にかけて出荷された抑制作型の販売情勢や販売上の課題となった点などを報告。高値基調で推移したものの、高温障害の花焼けや切り遅れなど出荷ロスもあったため、今後早期の定植を検討していくことを提案した。
同専門部では、検討会の内容を含めて各生産者の希望をとりまとめる。種苗業者での育苗を委託し、苗コスト削減につなげる。また、抑制トルコギキョウのほ場巡回を8月下旬に開催し、生育状況や課題などを確認し、改善につなげ、品質統一・アップと生産者手取りの向上を目指していく考え。あわせて、「トルコギキョウ見学会」なども企画し、新規栽培者の発掘も目指していく考えだ。

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