「サンつがる」選果基準決定 平年並みの出荷量見込む

JAあづみ
サンプルのリンゴを見本に選果基準を決めた
サンプルのリンゴを見本に選果基準を決めた

JAあづみは8日、8月17日に初選果するリンゴの早生種「サンつがる」の出荷に向けて、松本市梓川のJA果実南部選果所で「サンつがる選果基準検討会」を開いた。
同JAりんご部会役員や全農長野、JA職員、市場関係者ら約20人が参加。等級や熟度、着色などの選果基準、生育状況の確認、販売計画など協議した。JAが用意したサンプルのリンゴを見本に、着色割合や熟度などを設定し、特秀から良までの4等級の基準を決めた。日焼け部や周辺が柔らかい物、被害部に黒斑が入る物などは格外品にすることも確認した。
市場関係者は「安曇野産のリンゴは、消費者に人気がある。今年は品質がよく、きれいなリンゴが多い印象。安曇野ブランドに恥じない高品質なリンゴを出荷してほしい」と期待していた。
JA営農経済事業部果実課の中村洋一課長は「昨年は大凍霜害の影響で出荷量は大幅に減少したが、今年は平年並みの出荷量を予定している。高温による日焼けの発生等厳しい気象状況だが、市場に求められる品質で集荷・販売を進めたい」と強調した。
JA営農経済事業部果実課によると2022年度の出荷数量は平年並みの約15万1千ケース(1ケース10キロ)を、首都圏や関西、九州方面の市場に出荷する計画だ。

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