モモ出荷最盛期/収穫量に期待

JA上伊那
ひとつずつ目視する選果員
ひとつずつ目視する選果員

JA上伊那管内でモモの出荷が最盛期を迎えている。管内の果実が集まるJA上伊那果実選果場では昨年より3日ほど早く出荷が始まった。主力である中生種「あかつき」は7月下旬に始まり、今年度は春先の凍霜害などの影響がなく、品質・収穫量ともに良好。昨年より多い約40トンの出荷を見込んでいる。
8月2日には、選果員15人で約480コンテナ分の選果作業を行った。作業では選果員がキズや形を目視で確認。その後、大きさや着色をみる外観センサーと、糖度や熟度などをみる内観センサーを使って判別し、規格ごと箱詰めする。
同選果場では生産者が朝収穫したモモを当日の午後から選果。その日のうちに徳島や浜松の市場へ向けて出荷する。また、JA農産物直売所「ファーマーズあじ~な」や「とれたて市場」「ファームテラスみのわ」などにも出荷している。
同選果場の兼子敦場長は「モモはキズが付きやすいため素手で作業し、やさしく扱うことに気をつけている。今年は出荷量も多いが、正確で丁寧な作業を心掛けていきたい」と話した。

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