JAみなみ信州リンゴのトップバッター シナノリップ出荷はじまる

JAみなみ信州
初出荷を迎えた早生リンゴ「シナノリップ」
初出荷を迎えた早生リンゴ「シナノリップ」

JAみなみ信州は5日、松川町の松川インター選果場で、早生リンゴ「シナノリップ」の出荷を始めた。昨年より1日遅い初出荷となった。シナノリップは共選するリンゴでは同JAトップバッターで、JAみなみ信州産リンゴの主力「サンつがる」へとつなぐ早生種として期待する品種。同JAでの共同選果は5年目。同選果場ではこの日、飯田市、松川町、高森町、豊丘村、阿智村の生産者からコンテナ90コンテナ(1個約14kg)を受け入れ、県内、中京の市場へ出荷した。
同JA営農部によると、今年は病害虫の影響もなく7月の降雨によって着色も進み、順調に生育が進んでいる。若干日焼けが心配されるものの、日照が十分確保できたことから糖度が高くおいしいリンゴに仕上がっている。同JAでは、食味がよく人気があることからシナノリップの栽培面積の拡大に取り組んでおり、今年度シナノリップの出荷を16トンと見込む(前年比115%)。
同部果実柿課のリンゴチーフ、今井悠哉主任は「いよいよ今年のリンゴの出荷がはじまり、主力のサンつがるにつながる良いスタートが切れた。色付きも良く、甘く美味しいリンゴに仕上がっている。酸味と甘みのバランスが良い夏のリンゴをぜひ多くの方に食べてもらいたい」と話した。

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