地元の自然や文化遺産学ぼう/女性部原村・富士見町ブロック合同でウォーキング

JA信州諏訪
ハスの花を見学する部員ら
ハスの花を見学する部員ら

JA信州諏訪女性部原村・富士見町ブロックは7月29日、富士見町の井戸尻史跡公園でウォーキングを行った。部員ら19人が参加。美しく開花したハスの花を眺めるなど、地元の自然や文化遺産に心を寄せた。
部員の提案で初めて企画したもの。井戸尻考古館の樋口誠司学芸員が園内の植物について説明した。園内のハスの花は、7月中旬から8月中旬頃が見ごろだ。開花期間は約4日で、夜明けから午前10時頃まで花びらが開き、午後に閉じる。俗世に重ねられる泥沼の中から茎を伸ばし、大輪の花を咲かせるハスの花は、人の一生に例えられることもあり、「見ているだけで尊く、ありがたい気持ちになる」と話す部員もいた。
また、井戸尻考古館と歴史民俗資料館を見学。同町では縄文時代から農耕が行われていたと考えられている。部員は、出土した耕起具や除草具などを興味深く見て回った。
樋口学芸員は「富士見町の縄文農耕は世界にも誇れる素晴らしい文化。自分の住む地域と先祖に誇りをもってください」と訴えた。
原村ブロックの百瀬しづ子副ブロック長は「珍しい石器や土偶を見ることができ、感銘を受けた。住んでいながらも知らないことが多く、とても新鮮だった」と語った。

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