リンゴオーナー制度/今年のできに期待

JA上伊那
名前の書かれた札を木にくくりつけるオーナーの1人
名前の書かれた札を木にくくりつけるオーナーの1人

JA上伊那はリンゴオーナー制度に取り組んでいる。7月31日には伊那市西箕輪の重盛正さん(73)の農園で開園式が開かれ、70組、230人が来園。リンゴの木を見て回り、オーナーとなるリンゴの木を選んだ。
リンゴオーナー制度は今年で28回目を迎える。上伊那の生産者と都市部を中心とした消費者との交流や地域活性化などが目的。参加者はリンゴの木のオーナーとなり、リンゴを収穫して持ち帰ったり贈答用として発送することができる。今年は管内で22軒の農家が受け入れている。
この日、静岡県の浜松市から訪れた家族は、木の太さや実の着き方を確認しながら、良いと思った木に名前の書かれた札をくくりつけた。
オーナーとなった参加者は「上伊那のリンゴオーナー制度を利用してもう20年以上になる。最近は凍霜害などで思うような数が収穫できていないので今年は期待したい」と話した。
重盛さんは「今年は例年並みの生育状況。収穫を楽しみにしているオーナーのために病害虫や台風に注意を払って栽培していく」と意気込んだ。
今後は重盛さんが玉まわしなどの作業を行い管理。11月19日、20日には収穫祭を計画している。

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