小規模葬のニーズに応えて 虹のホールいいだが完成

JAみなみ信州
テープカットし事業を開始した「虹のホールいいだ」
テープカットし事業を開始した「虹のホールいいだ」

JAみなみ信州のグループ会社、(株)ジェイエイサービスは28日、新築工事を進めてきた同社の「虹のホールいいだ」(飯田市今宮町、同JA飯田支所構内)が完成し竣工式を行った。同社では2ヶ所目となる小規模葬専用ホール。近年高まる“故人との最期の時間を身内だけでゆっくりと過ごしたい”というニーズに応えての建設となった。
同ホールは同市内にある「JA虹のホールかなえ 別館おもかげ」に次ぐ小規模葬専用ホール。同市中心部には同社の葬儀用ホールがなく、長年地域住民から建設の要望が出ていた。立地にこだわり、同市街地のみではなく近隣地区からもアクセスしやすい場所への建設となった。また、同ホールには今までの虹のホールにはなかった安置室と親族控室が一体化した「面会室」があり、宿泊にも対応。故人のすぐそばで最後のひとときをゆっくりと過ごすことができる。家族の気持ちに寄り添う4つのプランを用意し、洋風デザインの白い祭壇がある葬儀会場は30人前後で利用できる。同ホールは木造平屋建て、延べ床面積264.16平方メートル。
竣工式には同社役職員、JA役職員、近隣住民、施工業者らおよそ40人が参加した。同社の久保田幸宏代表取締役社長は「小規模葬は葬儀を簡略化するということではなく、親しい身内でゆっくりと故人を送り出す葬儀の形。小規模葬へのニーズの高まりに応えたいと、数年前から計画を進めてきた念願のホールが完成した。地域の皆様に広く使っていただける立地になっているのでぜひご利用いただきたい」と話した。
同ホールは竣工式のあと内覧会を行い、8月1日から利用がスタートした。

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