リンドウ 盆需要へ出荷最盛期

JAグリーン長野
選別機にかける従業員
選別機にかける従業員

JAグリーン長野花き部会リンドウ専門部で、「リンドウ」の出荷が本格化した。長野市大岡地区の生産者7人が栽培し、同地区JA大岡新田集荷所で、JA従業員が選別作業を行っている。生育期の6月に雨量が不足し、例年に比べて5日から7日程度生育が遅れている。7月27日に1,700本を荷造りして初出荷。3回目の選別作業日となった8月1日には2,000本を選別、翌日市場へと荷を運ぶ。大岡産リンドウの「色鮮やか」な品質の良さを強みに高値安定価格販売につなげたい考えだ。
集荷所では、3人の従業員が生産者から出荷されたリンドウの選別・荷造り作業を実施。機械を担当する従業員が余分な下葉を除去し、草丈の曲がり具合や花の段数、病害の有無を確認しながら、選別機に1本1本乗せる。機械で草丈の長さを揃え、これを2人の従業員が10本ずつ束ね、等級別に60本から100本束にまとめて箱詰め。丈の長さが心配されたが、花の段数も4~5段を確保し、病害も少なく、ボリュームと色良く仕上がっていることを確認した。
JAでは、8月の盆までを早生種の重点販売期間に据え、県外への関東・中京・関西方面の市場に出荷する予定。中生種は、9月中旬から彼岸需要にあわせて出荷を予定し、46,000本の出荷をめざす。また、同集荷所には、大岡地区産のコギクやヒペリカム、アスター、ミシマサイコなど多数の花々が集まり、リンドウとともに盆需要に応えた販売につなげる考えだ。

MENU