スマート農業にむけた更なる取り組みを ブドウ出荷システムに塩尻支部が仲間入り

JA松本ハイランド
スマートフォンで出荷予約を行う中澤靖支部長(26日、塩尻市にて)
スマートフォンで出荷予約を行う中澤靖支部長(26日、塩尻市にて)

JA松本ハイランドとJA松本ハイランドぶどう部会は、生産者の所得向上を目的にLINE上で稼働するWEBアプリ「nimaru」でブドウ生産者とJAをつなぎ、情報共有を進めている。生産者とJAが出荷予定などのデータをやり取りする仕組みで、現在では主に生産者のスマートフォンから週間出荷予定等の連絡を行っている。
同システムは昨年9月より稼働を開始しており、部会員約160人が利用している。7月26日には、更なる利用度向上を目的に同JA塩尻地区営農センターで「nimaru」を運営する株式会社kikitoriの担当者を講師として招き、塩尻地区のブドウ生産者を対象に導入に向けた研修会を行った。部会員43人が参加し、各々のスマートフォンを使い、実際の環境を再現したトライアル環境で操作の練習を行った後、生産者ごとに割り振られたQRコードを読み取り、利用準備を整えた。
同部会塩尻支部の中澤靖支部長は「今までは前日に出荷予定報告を行い、都度伝票を記入して出荷をしていたが、このシステムを導入することで手間が軽減される。部会としては有利販売にもつながるので、スマートフォンを使える部会員へ導入を呼びかけていきたい」と話した。

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