桃出荷最盛期へ

JA佐久浅間
選果作業をする職員
選果作業をする職員

JA佐久浅間管内では、桃が出荷最盛期を迎える。7月14日から始まり、お盆をピークに9月上旬まで出荷する。今年は発芽と開花が4日ほど遅かったが、糖度と食味は順調に仕上がっている。JAは、今後出荷が始まる品種も含めて、今年は管内や中京、関西方面に5万ケース(1ケース5キロ)の桃の販売を見込んでいる。
選果所では生産者が収穫した桃を光センサーで色や熟度、糖度を測定し選果。傷が付かないように丁寧に手作業で箱詰めを行っている。JAは、標高が高く湿気が少なくて清涼な内陸性気候と、適度な降水量で果実栽培に適した条件を生かし、主に小諸市や佐久市、立科町で桃を栽培。早生種の「日川白鳳」を皮切りに、8月上旬には中生種の「あかつき」がピークを迎え、8月下旬から9月上旬にかけて晩生種「川中島白桃」などを出荷する。
JA花卉果樹振興センターの宮澤武志センター長代理は「生育状況を見極め、適期収穫を呼び掛け、食味の良い桃を出荷したい」と話している。

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