クイーンルージュ 品質にこだわり県内一のおいしい産地を目指す

JAみなみ信州
出荷2年目を迎えたクイーンルージュ
出荷2年目を迎えたクイーンルージュ

JAみなみ信州は28日、施設栽培のぶどう「クイーンルージュ」の出荷を始めた。豊丘村の同JA総合集荷販売センターには、高森町の一軒の生産者からおよそ25kgのクイーンルージュが持ち込まれ、検品作業を受け、関西と県内の市場へ出荷した。この日持ち込まれたものは糖度19度を超え房型や粒の大きさも良く、良い仕上がり。
クイーンルージュはアンガの件果樹試験場で育成し昨年デビューしたばかりの新品種で、青系の「シャインマスカット」、黒系の「ナガノパープル」に続く種無し皮ごと食べられる赤系ぶどうとして注目を集めている。
同JA営農部によると管内では238人の生産者がおよそ13ヘクタールで耕作し、今年度露地栽培も含めクイーンルージュ全体でおよそ2,000kgの出荷を見込む。
営農部果実柿課でぶどう指導チーフの山岸亜樹良担当は「デビュー2年目を迎える期待のクイーンルージュなので、品質にこだわった産地づくりを生産者とともに頑張ります。県内一のおいしい産地にしていきたい」と意気込みを語った。同部販売課の伊藤謙三主任は「生産者の皆さんは栽培管理に毎日手を入れてもらっている。市場へもしっかりとPRし、生産者に貢献していきたい」と話した。
同JAではクイーンルージュの出荷最盛期を露地栽培の出始める9月下旬から10月上旬に予定する。

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