地域や生産者を誇りに支える職員を目指して JA喬木支所農家研修

JAみなみ信州
ブルーベリー収穫体験をするJA職員
ブルーベリー収穫体験をするJA職員

JAみなみ信州喬木支所は23日、同支所職員14人が参加し喬木村大島地区の生産者と交流を深める農家研修会を行った。「地域の拠り所となる支所づくりを行うために、まずは地域を誇りに感じる職員作りが大切」と今年5月のいちご農家に次いで2弾では、山間の地区できゅうり農家とブルーベリー観光組合から話を聞き、収穫体験を行った。
大島地区は、喬木村の中心地から車で20分ほどの山間にある集落で、観光農園などを行うブルーベリー栽培や夏秋野菜栽培が盛んな地域。2年前、長雨による崩落により一時孤立集落になった経験もある同地区への往来は現在も川岸の仮設道路を使い、その中でも農地を守り続ける生産者から地域の歴史や現在の営農について説明を受けた。
大島ブルーベリー観光組合管理者の佐々木泰さんは「山に囲まれたこの地区の景色が好き、ここのブルーベリーしか食べる気がしないと、都会からわざわざ来てもらうリピーターの方もいる。JAの皆さんにも大島も頑張っていることを知ってもらう機会ができ、うれしかった」と話した。きゅうりの収穫最盛期を迎える内山常雄さんの園地ではきゅうりの収穫作業を体験した。
共済窓口担当の三石和加子主任は「喬木支所に3年お世話になっているが、大島地区には初めてうかがった。農地がきれいに管理されおいしい農産物があることを知ることができた。まだ喬木村の知らないことも多いが、来店いただく皆さんからいろんなことを教えてもらい地域のことをもっと知っていきたい」と話した。
研修を企画した同支所の松浦加代子支所長は「組合員や地域の方々の拠り所になるためには、まずは職員が組合員や地域のことを知り、寄り添うことが大切。話を聞き現地を見ることでJAが地域の一員であることの意識を高めていきたい」と話した。

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