父から受け継いだ米作りに誇りをもって 日頃の積み重ねが実りを迎える

JA松本ハイランド
同社の(お米)を手渡す清水代表取締役社長(中)
同社の(お米)を手渡す清水代表取締役社長(中)

JA松本ハイランド管内の農業法人有限会社北清水の代表取締役社長である清水久美子さんが栽培している「お米」が、令和4年の宮中祭祀として執り行われる新嘗祭の献穀米として選ばれた。7月15日、選ばれたことを受け、同社を代表して清水社長ら2人が同JA田中均組合長のもとに喜びの報告に訪れた。
同社は、松本市島内地区で「コシヒカリ」や「風さやか」などの水稲栽培をてがけている。愛知県で米の品質分析や評価を行っているアイホ―炊飯総合研究所の主催する「炊飯・米飯商品米 国際コンテスト」や「米・食味分析鑑定コンクール国際大会」でさまざまな賞を獲得するなど、数多くの受賞歴がある。全国の中でも高い評価を得た実績が実を結んだかたちとなった。今年は初心に帰り化学肥料を使用しない栽培を目指し、自然由来の材料で肥料をつくり、除草剤を使用せず手作業で除草するなど新たな取り組みを行っている。
同社の清水社長は「決定の知らせを受けた時は、一生に一度あるかないかの名誉なことなので本当に驚いた。周りの方の支えがあってのことなので皆さんに感謝を伝えたい」と喜びをかみしめた。同JAの田中均組合長は「今日まで一言では言い表せない、積み重ねてきた努力の成果が表れてのこと。本当におめでとうございます」と激励した。

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