JA信州諏訪小宮祭/地域、JA事業運営の発展祈る

JA信州諏訪
御柱を曳行するJA役職員
御柱を曳行するJA役職員

JA信州諏訪は7月23日、諏訪市の本所蚕玉社と茅野市のJA子会社の株式会社あぐりライフ信州諏訪食品センター諏訪明神で、「JA信州諏訪小宮祭」を行った。役職員103人が出席。神事の後、曳行や建御柱を行い、地域・JA事業運営のさらなる発展を祈った。
今年は、7年に一度執り行われる諏訪大社の最大かつ最重要な神事であり、日本三大奇祭の一つとされる「式年造営御柱大祭」の開催年。現在は、管内6市町村の地域の神社や氏神様、道祖神ごとに「小宮祭」が行われている。JAも毎回、神事を行い、両社合わせて御柱8本と、鳥居2基を建て替える。
当日は両社で、神官による祝詞奏上、氏子のお祓い、御柱のお清め、玉串奉奠など一連の神事を実施。同センター諏訪明神で、御柱の曳行・建御柱を行った。御柱の進行方向を決める曳行長の指示で元綱や梃子棒を操る氏子、追い掛け綱を引っ張る氏子など、全員の力を結集。御柱が勇壮に動き出し、左右のメド(木の柱)には代わる代わる役職員が乗っておんべを振った。木遣り隊3人による高らかな木遣り、喇叭隊4人による軽快なラッパ奏が曳行を後押し。皆で「よいさ、よいさ」の掛け声を挙げながら、敷地内を2周した。
その後、御柱は先端を三角錐にするために「斧入れ」をし、「冠落とし」を行い、職員2人を乗せて人力などによって垂直に建立。諏訪明神を囲むように、4本の柱が無事に立ち、万歳三唱とともに盛大な拍手が送られた。
小松八郎組合長は「7年間、私たちを見守ってくれる御柱を立派に建てることができた。皆さんの多大なる協力に感謝している」とあいさつした。

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