‘22なんしんフラワーフェア 花き生産振興と産地発展目的に35回目

JAみなみ信州
出品された花きを見比べる審査員ら
出品された花きを見比べる審査員ら

長野県南信地区のJA信州諏訪、JA上伊那、JAみなみ信州のこの時期の花を一堂に集めた品評会「2022なんしんフラワーフェア」が22日、飯田市鼎のJAみなみ信州本所で開かれた。新型コロナの影響から2年ぶりの開催となった同フェアでは、最高位の関東農政局長賞にJA上伊那の(有)末広農園が出品したアルストロメリア「ピンクティアラ」が選ばれた。
3JAとJA全農長野でつくる同フェア推進協議会が主催。花き栽培が盛んな南信の3JAが協力し、生産振興と産地発展を目的に今年が35回目の開催。フェアに合わせ例年行ってきた花生けのイベントや地元小学生向けのフラワーアレンジメント教室は感染症拡大防止から行わず、品評会と一般公開、即売会のみを行った。
品評会には各地で栽培されたキクやカーネーション、ダリア、トルコギキョウ、アルストロメリアなど211点の切り花が出品され、品質や見栄えなどを審査し、関東農政局長賞の他に長野県知事賞、長野県農協中央会会長賞などに計26点が選ばれた。
審査員は「空梅雨により花き栽培には難しい環境で出品点数は例年より少なかったが、出てきた花は高品質なものばかりで審査は難しかった。花き栽培が盛んな地域をより身近に感じてもらい、多くの方に花のある生活を楽しんでもらえたらうれしい」と話した。
品評会後の一般公開にはJAみなみ信州花き部会青年部やフェアを盛り上げようと同JA果樹婦人部が制作したフラワーアレンジも飾られ、会場に華やかに花を添えた。

最高位以外の主な入賞者は以下の通り(かっこ内は品目と所属JA)
▽長野県知事賞=三井静明(輪ギク・信州諏訪)両角哲雄(トルコギキョウ・信州諏訪)▽長野県農協中央会会長賞=有賀美和(アルストロメリア・上伊那)名取照雄(輪ギク・信州諏訪)▽全農長野県本部長賞=小池真喜(トルコギキョウ・信州諏訪)半田航志(アルストロメリア・信州諏訪)

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