スイカ収穫最盛期/糖度の高いスイカに

JA上伊那
たたき検査をする担当職員(左)と小出さん
たたき検査をする担当職員(左)と小出さん

JA上伊那管内でスイカの収穫が最盛期を迎えている。今年度は気温が高い日が多かったことで、糖度が上がり高品質となっている。7月19日には、駒ヶ根市下平の小出憲男さん(78)の作業場で出荷に向けた検査が行われた。
同JAでは品質を統一するため収穫や出荷前に検査を行っている。この日行われたのは中身に空洞がないかなどを確かめるたたき検査。JAの担当職員が出荷前のスイカをすべてたたいて音を確認した。また、各圃場の収穫開始時には糖度検査も行っており、12度以上になったものが収穫となる。同JAでは糖度12度以上を出荷することで、他産地との差別化を図り、付加価値販売につなげている。
小出さんは25アールで種なしスイカの「たべほうだい」と小玉スイカの「味きらら」を栽培。最盛期には1日約80ケースを出荷している。小出さんは「今年は糖度が14度を越えているものもあり、非常に甘く良いスイカができた。ぜひ食べてもらいたい」と話した。
管内では大玉スイカ19戸、小玉スイカ13戸の生産者が栽培している。今年は例年より2~3日早く出荷が始まり、8月下旬まで続く予定だ。

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