浴衣着付け体験 文化を継承

JAながの
会員に浴衣を着付けてもらった生徒(左)
会員に浴衣を着付けてもらった生徒(左)

JAながのみゆき地区女性部着物を愛する会のメンバーは、7月19、20日の2日間にわたり、飯山市立城北中学校の2年生を対象に“浴衣の着付け体験”を開催した。体験は平成30年から続いており、今年で5年目。家庭科の授業の一環で和服の文化や歴史を学ぶため、同中学校より依頼を受け行っている。講師となる着物アドバイザーの資格を有している会員らは、着付け体験を通じお辞儀の仕方や浴衣のたたみ方などを子どもたちに伝えている。
男女の生徒1人ずつをモデルに、着付けの手順を学んだ後用意された浴衣の中から気に入った浴衣を選び、生徒自ら着付けをした。浴衣を初めて着た生徒の村上慶人さんは「想像していたよりも軽くて着心地が良い。自分で着てお祭りに行ってみたい」と笑顔で話した。
同会代表の沼田浩子さんは「自分の国の衣装を自分で着られない日本人が多いが、今回をきっかけに自分で着られるようになり、日本の文化を守っていける人になって欲しい」と話し、地域への貢献を通じて文化継承の活動を続けている。

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