更なる品質向上とおいしさを求めて すいか試験品種試食検討会

JA松本ハイランド
試験品種を試食する参加者(15日、松本市にて)
試験品種を試食する参加者(15日、松本市にて)

JA松本ハイランドすいか部会研究部は7月15日、松本市のJAすいか共選所で「すいか試験品種試食検討会」を開催した。同研究部員と種子メーカー、JA役職員ら28人が参加。気候条件や収穫時期など、より産地に適合した品種を探求することが狙いだ。
同検討会ではJAの営農指導員が現在、出荷の主流となっている「祭りばやし777」と試験品種5種を用意。試験品種の生育状況を説明したほか、外観や打音、糖度を確認した。参加者はそれぞれの品種を順番に試食し、甘さや果肉色など全6項目を記入した後、それらを基に5段階で総合評価を決めた。
同研究部の中野識文研究部長は「長引くコロナ禍で生産者同士の情報を共有する場がないので、この研究会を通じてハイランドのすいか農家の技術向上ができればと思います。また今後、若手就農者のモチベーションを維持できるような取り組みも合わせて考えていきたい」と意気込んだ。
同研究部では、8月中旬に品種が切り替わることから、シーズン後半に適した品種を検討するため、後半品種の検討会の開催を予定している。

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