待ってたよ!グリーンカフェ再開

JAグリーン長野
長野松代総合病院担当者の「がん予防」講話を聴くグリーンカフェ参加者(長野市川中島町、7月19日)
長野松代総合病院担当者の「がん予防」講話を聴くグリーンカフェ参加者(長野市川中島町、7月19日)

JAグリーン長野で7月19日、「グリーンカフェ川中島」が1年ぶりに再開した。これは、65歳以上の組合員・地域住民を対象にした介護予防、健康維持・増進を目的とした広場。予約参加型として募集し、組合員など12人が参加。JA長野厚生連長野松代総合病院健康管理部担当者の講話「がん予防」を聞き、学びを深め、生活習慣の見直し・改善と健康習慣への意識を高めた。
グリーンカフェは、JA川中島支所(長野市川中島町)併設のコミュニティプラザ川中島を会場に開く地域貢献活動の一環。2016年度から定期的に行い、来場者は20人から50人と徐々に広がりを見せ、地域に受け入れてきた。コロナ拡大前は週に1回、新型コロナウイルス感染拡大防止に伴い、2021年度の開催は1回のみとなっていた。
活動内容は、JA長野厚生連 南長野医療センター篠ノ井総合病院と長野松代総合病院の協力を得た健康講話、地域ボランティアによる体操や音楽企画など。1時間の講話等の後には、お茶会も行い、利用者同士の交流の場、他団体との連携強化にも寄与してきた。企画運営には、利用者からなるボランティアや女性部川中島町総支部が携わり、会場づくり、企画内容などの考案・講師なども担ってきた。
コロナ禍、利用者やボランティアから再開が待ち望まれ続けてきたが、利用者の多くが重症化リスクのある年代であり、開催を断念し続け、このほどようやく開催にこぎつけた。
当日は、利用者が「本当にお久しぶり」「参加できてうれしい」とボランティアや職員らに声をかけながら来場。「再開を楽しみにしていた。ぜひまた定期的に続けてほしい」と望んだ。JA担当職員は「久しぶりの開催で、緊張もしたが、皆さんに喜んでいただけた。コロナの状況に左右されるが、また、地域のみなさんにご利用いただける場所にしていきたい」と意気込みを語った。当面は、コロナの感染拡大状況など社会情勢に応じながら、月1回の病院担当者による講話を予約参加型で開催予定。JA広報誌でも健康情報を発信しながら、組合員の健康維持・増進にもつなげる考え。

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