プルーン「アーリーリバー」初出荷 食味抜群

JAあづみ
検品作業をするJA職員
検品作業をするJA職員

JAあづみ管内ではプルーンの早生種「アーリーリバー」が収穫シーズンを迎えている。集荷初日となった11日、松本市梓川のJA果実南部選果所にはアーリーリバーが持ち込まれ、JA職員が過熟やサビ、虫害、ブルームの状態などを検品した後、30パック(1パック=400グラム)を東京方面の市場に初出荷した。
検品したJA梓川地域営農センターの増田耕平指導員は「ブルームや熟度が良好で高品質に仕上がっている」と話した。
JA営農経済事業部果実課によると春先の低温により不受精が目立つ園地はあるものの全体的に着果良好で順調に生育している。病害虫やサビ果が少なく品質は高い。酸味や甘みのバランスもよく食味は良いという。
「アーリーリバー」をはじめ中生種の主力「ローブドサージェン」、晩生種「オータムキュート」など約20品種を9月中旬まで途切れなくリレー販売し、プルーン全体で4.7万パックを首都圏や県内の市場を中心に出荷する予定だ。
営農経済事業部果実課の中村洋一課長は「21年は大凍霜害により農家手取りが大きく減少したが、今年はその分を取り戻し、安曇野産プルーンをPRしていきたい」と意気込んだ。

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