トルコギキョウ出荷目揃い会 最盛期前に規格確認

JAあづみ
出荷規格を確認する生産者ら
出荷規格を確認する生産者ら

JAあづみトルコギキョウ部会はこのほど、安曇野市堀金のそ菜特産流通センターで出荷目揃い会を開いた。部会員やJA職員ら約10人が参加。出荷最盛期を前に規格や荷造り基準、販売情勢などを確認した。
2022年度は生育初期の気温の低下により、若干の生育遅れがあり例年よりも1週間ほど遅い出荷。
トルコギキョウは初夏から秋にかけて咲き、ラベンダーや白色の花には清涼感がある。冠婚葬祭花として好まれ、幅広い需要がある。
JA営農経済事業部農産課の小山営農指導員は「蕾整理を行うことで一輪花を大きくして欲しい」とし「丁寧な選別により個人の品質差がなく、消費者に好まれる花を出荷して欲しい」と呼び掛けた。各市場からの評価は高く、一本でも多くの出荷を要望されている。
同部会では部会員10人が65アールの作付をしている。秋のブライダル需要が高まる秋作型の栽培にも力を入れ、10月以降の出荷量が増えてきている。約7万5千本を主に首都圏や中京・関西方面の市場に11月上旬頃まで出荷する予定だ。
小山指導員は「分散出荷や丁寧な選別により、実需者の要望に応え長期間出荷ができるようサポートしたい」と意気込んだ。
塚田高裕部会長は「市場動向を注視し、ニーズにあった時期に出荷する。消費者にはバラの代わりに楽しんでもらえるよう日持ちする製品を届けたい」と話した。

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