働き不足解消に向けて 農業バイト活用

JAながの
須坂市内のブドウ畑で作業をする島田さんと求職者ら
須坂市内のブドウ畑で作業をする島田さんと求職者ら

JAながのでは労働力支援事業の1日バイトアプリ「デイワーク」の活用を勧めている。スマートフォンから同アプリをダウンロードし、誰でも簡単に登録が可能。働き手が欲しい生産者がアプリを通じて求人を出し、農作業を行う求職者が仕事内容を確認・選択して、成立したら実際に働く事が出来る仕組みだ。
7月1日、小布施町在住の島田智仁さん(58)のブドウ畑ではアプリより応募のあった、県内在住の40代から70代の男性3人がブドウの房切り作業を行った。同JA管内の須高地区(須坂市・高山村・小布施町をまとめて)では、生産者にとって最も働き手が欲しい4月から7月上旬にかけて募集が増加する。島田さんは「1番の悩みは繁忙期の働き手の不足で、アプリ登録以降は解消しつつある。リピーターの方も増え、休憩時間には会話に花が咲きます」と話す。
また求職者の方は定年後の働き口としてや将来果樹をやりたいので勉強したいからなど、参加理由は様々。「未経験でも園主から丁寧に作業方法を教えていただけるので安心。農業の面白さを実感できて、もっと色んな事を覚えたい」と話した。
同JAではホームページによるお知らせや広報誌によるPRでアプリの情報発信をしている。

MENU