タマネギ900キロ22団体へ贈呈 広がるこども食堂支援

JAながの
長野市内にある同支所でタマネギを受け取る運営団体(左)と常田支所長
長野市内にある同支所でタマネギを受け取る運営団体(左)と常田支所長

JAながのは7月14日、長野市内や近隣市町村でこども食堂を運営する団体やNPO法人へ同芹田支所職員が栽培したタマネギ約900キロを贈呈した。今年で5年目、昨年から4団体増え22の団体が同支所で受け取った。各団体は今後こども食堂で振舞う食材の一つとして活用する。
贈呈したタマネギは、遊休農地の活性化と子供らへの食農活動の一環で8年前から南長池の畑で栽培を始め、地元保育園児と共に栽培、収穫を行っている。6月には古牧東部保育園の園児らが、大玉に成長したタマネギを一つ一つJA職員の手を借りながら収穫を楽しんだ。
受け取った運営団体は「タマネギは保存も効くし、多種多様な料理に使用できるので助かります。地元産の安心安全な農産物を子どもたちに振る舞いたいです」と感謝を述べた。同支所の常田亨支所長は「運営団体の皆様のお力添えの基、たくさん食べていただきたいです」と答えた。
同JAは2017年に県と連携し「こどもみらい基金」を設立、地元産農産物の提供や食材費の支援を行っている。また、同JA女性部員が中心となり家庭で消費しきれない米やレトルト食材を持ち寄って贈るフードバンク活動の取組も積極的に行っている。
JAでは今後も子育て支援や地産地消など農業を通じて食の大切さを子どもらに伝えていく考え。

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