初夏の味 ネクタリン最盛期

JAグリーン長野
選果作業をすすめる選果担当者
選果作業をすすめる選果担当者

JAグリーン長野で主力の一つ「ネクタリン」の出荷が7月上旬、本格化した。今年は7月1日に序盤の「アームキング」がスタート。降雨が少なく、玉肥大への影響が懸念されたものの、生産者によるかん水等の適正な管理により玉肥大もすすみ、着果量も確保されている。選果作業は、長野市篠ノ井の西部青果物流通センターと同市若穂の若穂果実流通センターの2センターで行う。
このうち、西部青果物流通センターでは、7月11日センター選果担当者が、外観の傷や形、熟度、サビなどを確認して光センサー選果機に乗せ、大きさ・糖度から等階級別に分かれたものを箱詰め。糖度も良く、高品質であることを確認し、市場出荷へと荷がまとめられた。出荷に訪れた生産者の男性は「色もよくいいものに仕上がっているのでぜひ多くの人に食べてもらえるように出荷したい」と意欲を見せた。
JA管内では、モモとの複合栽培が多く、2019年台風19号災害によって減産したものの、苗木の新植がすすめられ、今年は被災園地に植えられた樹も実をつける見込み。JAでは、さらなる生産量拡大へ、もも部会員や生産者に積極的な生産を呼び掛けている。
今年は9月中旬頃までに1万7千ケース(1ケース5.5kg)を見込み、関東、地元、関西、中京市場へ出荷を予定している。

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