品質統一へほ場巡回

JAグリーン長野
一房の粒の数を点検する営農技術員
一房の粒の数を点検する営農技術員

JAグリーン長野ぶどう部会各支部は、7月4日から8日にかけて、JA営農技術員による「ほ場巡回指導会」を開いた。作業管理・進捗状況の確認と改善点の助言、生産者からの相談に応じるほか、生産者間の情報共有をはかりながら、品質統一につなげる目的だ。
このうち、7月6日午前は、長野市若穂地区の同部会若穂支部で巡回を実施。営農技術員5人が生産者の案内で各ほ場を巡った。シャインマスカットの摘粒作業を進めるほ場では、摘粒後の房で、一房の粒数の基準となる35粒前後に収まっているかを、営農技術員が数えた。また、葉影による園の明暗や、樹勢や病害の有無なども点検。日光を入れるための副梢管理や施肥などのタイミングなどを改めて示し、適正な作業進捗管理や、再度の粒数・房型、房数の確認を行うようにアドバイスした。生産者は「他の生産者の方の園へ行くと、自分の家と見比べて、もっと進めなきゃいけないとなど、改めて確認できるので、参考になる」と感想を寄せたほか「昨年のこの時期に雹が当たり、とても苦い思いをしたので、今年はここまで順調に来ているので、このまま無事に収穫を迎えられるように祈るばかり」と話した。
JAでは、気温や雨量から、高温障害や水分不足が懸念されることから、適時・適量のかん水を栽培情報の配布やほ場巡回時、営農情報配信システム(メール)などを活用して呼びかけを強めている。

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